高度経済成長時代の生きざまに触れる
先月参加したサンフランシスコ三田会でお目にかかった
慶応の大先輩K氏のご自宅にお邪魔してきました。
(K氏の正体がバレないように?、逆光の写真を使ってみました)
財閥系一流企業の元商社マンで、現在、貿易コンサルティング会社の経営者。
アメリカ生活30年。本当に気さくで飾らないお人柄。サンフランシスコ三田会の顔と
言われている名士です。
実は、先の三田会ではお話しする時間もなく、残念に思ったので、
「宜しかったらお話を聞かせて頂けませんか?」と後からメールを
打ったのでした。
その時、当日、同じテーブルだった「自称おやじキラー」M女史と、
同じく「自称おやじキラー」Y女史の二人のBeautiesにも声を掛けていました。
本当に自称通りなら、確度が高まるかなと思って。
(まさにその通りでした!)
当日は、K氏行きつけのイタリアンレストランで、Mummの
赤ワインを飲みながら、楽しいひと時を過ごしました。
その時の話から、K氏は実はクリントン元大統領がアーカンソー州知事の頃からの
昵懇の間柄で、その後の大統領選挙も傍で支えていたという有名な経歴の方だと、
知りました。
お昼のあとは、Embarcaderoの高層ビルディングにあるご自宅に
お邪魔し、お茶とデザート三昧。奥さまも交えて、時間の経つのも忘れて、
再び話を伺いました。それにしても、ベランダからの眺めが……。
K氏は高度経済成長時代を全力疾走してきた世代。
僕はバブルをぎりぎり知らない世代で、
後輩のM女史Y女史は就職氷河期世代。
それぞれ、経験してきた「日本」が違う…。
もともとパワフルな二人が、さらにパワフルなK氏の話を聞いて、
「日本に、会社を使って無限の可能性を追求できて、何でも実現できるんだと
自分を純粋に信じて働けた時代があったんだなと知って、日本人としての
プライドを確認できたような気がします」
と言っていたのが印象的だった。
ちなみに、二人のBeautiesの苗字は外国姓。
日本を飛び出て、現地の企業で働きながら、十二分に逞しく、しなやかに、
美しく生きている。
ああ…、ふと思った。
僕は今、自分の思ってもいなかったところで、狭い枠の発想をしていないだろうか。
未来の生き方も、保守的に縮こまろうとしていないだろうか。
(Beautiesの年齢がバレないように?、ピンボケ写真を使ってみました)
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