“CIIS”という水族館
California Academy of Science。
http://www.calacademy.org/
ゴールデンゲートパークに新しくできたミュージアム。
一貫したコンセプトの元に、熱帯林や水族館、プラネタリウムなどが
入っている知的な空間です。
入館が25ドルもするのに、毎日、大勢の人で混みあっている。
年間パスポートを購入して、何度も訪れる人が多いのだとか。
で、ここのB1Fはワンフロアが水族館になっている。
特別に大きな魚や必見の何かがいるわけでもない感じなのだけど、
何だか、美術館を回っているような感覚になる。
要は、とても美しいのだ。
大きさも色も種類も多様な魚たちが、まるで本物の海底のように
デザインされた大きな水槽の中を泳いでいる。
しばし、時を忘れて眺める。
ある瞬間、目の前の風景がサンフランシスコと重なった。
僕はいま、サンフランシスコという水族館の、CIISという水槽を泳いでいるだけ
なのかもしれない。
そこには世界中からいろいろな魚が集められている。
一見、ダイバーシティ。僕は自由に泳いでいると思っている。
でも、本当はどうだろう。
そこは、明らかに“用意された環境”なのだ。
泳ぐ動線は計算されているし、実は水温だって、照度だって、水流の強さだって、
餌の時間だって決められているのだ。
誰かがつぶやく。
CIISは、海じゃない。
僕はそのことをもっと深く深く認識する必要がある。
海は、どこだ。
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